Zopfcode Essay

140文字で収まらない走り書きの置き場

オープンなライセンスに関するスイッチサイエンス金本氏の発言が持つ誤りについて

スイッチサイエンス社にはお世話になっているけれど、氏の一連の発言についてこの字面通りの理解が通ってしまってはまずいなと思ったので主な反論をまとめる。 何度も言ってますが、公表したハードウェア設計の利用方法をライセンスで制限するなんて事はでき…

AI 時代の OSS ライセンス考

これまで、平均的な人より OSS ライセンスに対して気持ちがある人間として、個人的に GitHub Copilot の使用を避けてきた。理由は単純明快で、改変や再配布がされた著作物に原著作者の表記が必要な OSS ライセンスのコードを見て学習した AI がコードを吐い…

気付けば文章を書くことが仕事になっていた

初めて連載を持った。日経 Linux 2023年1月号を皮切りに、4〜5回ほどを予定して「組み込みLinuxの開発に挑戦!電子辞書でLinuxを動かそう」というタイトルで私の書いた文章が掲載される。 執筆が仕事になるとはついぞ思わなかった過去の自分に伝える気持ちで…

Twitter を代替するサービスは(今は)存在しない

Twitter を Elon Musk が買収し、社員の半分がレイオフされたとの報道があった。 レイオフを急いだ理由は、単なる組織的改革も含まれるだろうが、一説に株式交付を減らすためだとも言われている。これは Gigazine が報じている。 gigazine.net 行く末が案じ…

悪いのは自己顕示ではなく、自己顕示が下手くそなことだ

自己顕示というワードから、痛い人間という不名誉な印象に直結する現状に違和感がある。 まず、社会に生きる限りは自分と他者の関係性は意識せざるを得ない。そのごく日常的に生じる意識の中で、自分がどう見られたいかに調整を施すことを私達はいつも無意識…

寮の夢

2021年10月26日の今日、夕食を食べてスマホを触っていると、焼肉屋で2合ほどかきこんだ米と睡眠不足のせいかみるみる眠くなり、買ったばかりのマットレスになだれ込んでしまった。 眠る前の現実はここまで。 気付くと家族がいた。両親だけだった気がする。家…

Amazon Echo とリモートお通夜

例の流行り病により実家に帰省できない/しにくい状況が全国で続いている。ワクチンは打ち終えているが、仮に帰省したとして、自分が東京に戻った後に田舎の親や親戚が直面する地域社会の空気を考えるとなおさら帰省はできない。 帰省できないということは、…

器用貧乏は果たして本当に貧乏なのか

器用と来ればすかさず出てくる言葉こと「貧乏」。興味が広くどこでもそれなりにやっていける人であれば誰しもが貧乏であると言わんばかりによく使われる。個人的には語呂がいい以上の意味がないと思っているが、果たして器用な人間は本当に貧乏なのだろうか…

丁寧な洗濯

救世主・ドラム式洗濯機 うちの洗濯機はドラム式だ。日立の2017年モデルは翌年に型落ちとなり、値切りを経て我が家に設置された。16万円だった。述懐めいた文面だがまったくの現役で、壊れるような予兆はおろか、洗濯乾燥どちらも3年の経過を感じさせない。 …

松屋好きが高じて、気付くと松屋フーズホールディングスの株主になっていた

独りで飲食店に足を運ぶ時、あなたは何を思うだろうか。今はあれが食べたいなとか、昨日はこれを食べたから今日は別のにしようとか。誰かと共に食事に行くのでなければ、いかなる店に行こうがあなたの自由だ。時には冒険したり、時には安心と信頼のあの味を…