Zopfcode "Essay"
このブログは、2013年に開設した Zopfcode に対して、より雑でとりとめのない随筆スタイルの文章を置く場所として開設した。
以前は、時々どうしようもなく膨らんだ考察や思いを Twitter に連投して他人の TL を汚しては、推敲ができず後から消したりしていた。これは端的に無駄だし、あまりよろしくは思われないだろう。なにより、Twitter はエモーショナルな要素が少しでも入ると快く解釈されない節があるうえに、文字制限があるから「これは憶測です」といった情報が付記できない。危険ですらある。
こうして満を持して作った "雑ブログ" だが、早速しっかり文章を書いた ARM SoC の記事を誤ってそのまま投稿してしまい、ありがたくはありつつも伸びて"しまった"。よって、前述のコンセプトが早速揺らいでいることは少しばかり後悔している。
この文体の起源
実は私の文体には起源がある。中学生の時の国語の先生の文体だ。
起こったことを淡々と、凝った表現を使わずに書き連ねる。先生は今でも地元の地方紙で投稿をされ、母親がその写真を度々送ってくれる。私が子供の頃からそのスタイルはまったく変わっていない。
私は生まれつき注意力散漫なのもあって、400字の原稿用紙を埋めることに苦痛を感じる子供だった。あの「作文手法」を学ぶまでは、作文とはですます調で先生が望むような文章を書くものだと思っていた。その肩の荷がスッと降りるような自由な作文スタイルは、こうして書いているように私のスタイルとして確立した。
思い返してみれば、小学校で書いていた作文なんていうのは、ほとんどが自分の好きなトピックにかすりすらしていなかった。おまけに手書き強制。そんな体験では作文全部が嫌いになっても仕方がなかったと言えるだろう。
今では、好きなトピックで4000字(原稿用紙10枚)とか8000字(原稿用紙20枚)とか書き連ねても、全体として流れが整ったものに仕上げる事ができるようになった。先生には感謝してもしきれない。
はてなブログを使う理由
(先に書いておきますが、これは素朴な個人の感想であり、はてなブログのステマではありません。知り合いや友達に社員の方がいるのもあって、応援してるだけです。)
中学生のころ、自分の思ったことや調べたことをネットに載せたいと思って、2008年に初めてのブログを FC2 で開設した。FC2 を選んだ確たる理由は特にない。
当時の選択肢としては、
- FC2
- Blogger
- Seesaa
- Yahooブログ
- Wordpress とかを自分でホスト(そんな金はない)
などが挙がった。既にはてなブログはあったが、当時は存在を知らなかった。
2011年くらいになって、ブログを作り直したいと考えるようになった。というのも、開設したのは2008年。中2…いや、厨二の頃である。そのエグみたるや、2011年(高専2年)には既に自分でも「うわきっつ」と漏らすほどだった。エグい文章とエグいアピアランスを方向修正して「まとも」にするには、必要なエネルギーが大きすぎた。同時に、もっとイケてるはてなのような選択肢を知ったうえで、なお FC2 を使い続ける理由はなくなっていた。
こうして次なるブログ、今でも続く Zopfcode を開設したのは、少し時期がずれた2013年の冬だった。
ここではてなを選択したのは以下のような要因があった。
- ブログの手動運用はぶっちゃけコストと手間の塊なのでやりたくない
- GitHub + static site generation + GitHub Pages は非常にイケてるが、記事の編集のためのフロントエンドがない*1
- 変化できている(HTTPS対応・高DPI対応・UI の恒常的な刷新など)
- Markdown が使える(HTML直書きは面倒だし、そのブログ特有の記法を追加で覚えるのも嫌)
- 周囲のインターネット強いマンがよく採用していた
- 設定せずともはてブと結合され、スターが置ける
その後2020年に至るまでに何度かは、はてなブログから別な場所に移転することを考えた。ブログのテーマで工夫しても超えられない表示スピードの壁があることが主な要因だったが、結局それを得るのと同時に失うものが(今までのブクマが消えるなどを除いても)たくさんあるため、結局残るほうが良いという判断に毎回なっている。
このブログの開設にあたりいろいろ考えるも、最終的にははてなブログになった。サブドメインを切れば別なブログサービスでも姉妹ブログっぽく見せることは可能だ。それを考えてもやはり、はてなブログで得られるものがいろいろとある。なにより、最近の自動 OGP 生成は美しい。リリース当初から大きく洗練されていて、最近のお気に入り機能の1つになっている。
*1:この他、HTTPS での配信に Cloudflare など外部の CDN が必須だったり(当時)、たかが記事の編集のために Git へのコミットが必要だったりがマイナスだった